社会福祉法人 神戸市垂水区社会福祉協議会

普段お一人でお過ごしの高齢者等を対象に、地域の集会所等でふれあい給食会（食事会）が実施されており、垂水区内では現在３８グループが活動されています。

「あじさい」はコロナ前、会食形式での実施でしたが、会食に対する参加者の方々の不安のお声を聞いて、現在も配食形式での実施をされています。

この日は、お弁当と代表の吉弘さんの手作りの豚汁付き。皆さん、時間より前にマイお椀を持参され、「ええ匂いしとんな～。あったまるわ。嬉しい、ありがとう。」と笑顔で帰られます。

実はこの日、市社協の研修の一環で若手職員も参加させていただいていたので、ボランティアさんに取材を行いました。特に印象的だったのが「なぜ、コロナ禍で皆さんも大変な中、いち早く活動を再開されたのですか？」という我々の質問に対し、口をそろえておっしゃったのが、「高齢者の方々が少しでも笑顔になってほしいから」という言葉でした。神陵台のエリアは小さな商店や飲食店が立ち並び、コロナ前はそこでコミュニケーションを取り合っていたのに、コロナの影響で、店が閉まり、話す機会が一機になくなってしまったそう…すると、高齢者の方々はどんどん元気がなくなってしまったそうです。そこで、あじさいのボランティアさんは、配食でもいいから、皆さんが笑顔になれる場所を作ろうという思いで、活動を続けてくださっていることがわかりました。

いつも地域の高齢者の方々に寄り添い、心配りをされているとても素敵な活動でした。

 

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