2023.01.04
12月14日(木) 県立舞子高等学校環境防災科で、災害時のボランティア活動について、出前授業を行いました。
前半の講義では、『災害時のボランティア活動』について学びました。
「ふだんのくらし、ふだんのボランティア」と「災害時のくらし、災害ボランティア」の違いや、災害ボランティアセンターについて等、生徒のみなさんは、熱心にメモを取り、考え、様々な意見を発表してくださいました。
後半は6つのグループに分かれ、ワークショップです。
各自が3枚のリソース(地域の社会資源)カードを使って、2つの課題の解決方法を考え、グループ内で発表・共有していきます。
課題①
避難所に届く支援物資の管理に手間をかけられず、物資をうまく分配することができません。
避難者や、身近にある道具、地域資源を組み合わせて分配がスムーズにできる方法を考えてみましょう。
課題②
災害ボランティアセンターに、各地から次々とボランティアが集まってきます。 一方、「こんなこと頼んでいいんかな」「片付けが忙しくて」「よその人に頼むのは申し訳ない」と遠慮する被災者が多く、ボランティア派遣のマッチングが進みません。
遠慮がちな地域の方々から、ニーズを集める方法を考えてみましょう。
同じカードでも、解釈を広げていくと使い方は無限に広がります。
カードを見た瞬間『えー マジかー 最悪やー』と言っていた学生さんも、仲間からヒントをもらい、解決方法を考えていました。
そして、発表では、『ええやん!ええやん!』と、笑いや拍手が起こっていました。
高校生の皆さんの柔軟な発想に、私たちも学ばせてもらいました。
災害が発生した時に、限られた資源で、何をする? 何ができる?
1人ではできなくても、意見を出し合い、力を合わせれば、できることはたくさんあるはず!
日ごろから、少しだけ気に留めておくことは大切ですね。